ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の自費診療を行っています。

2015年04月14日

【ピロリ菌とは】 
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)とは、胃の粘膜(粘液)に棲むらせん形をした細菌で、胃酸を中和するウレアーゼという酵素を出すことで胃の中に生息しています。
 
ピロリ菌の感染率は衛生環境に関連するとされ、50歳以上の日本人の70〜80%以上がピロリ菌に感染しているといわれています。ピロリ菌の感染経路はまだはっきり解明されていませんが、経口感染が主な経路と考えられています。多くは4~5歳くらいまでの幼少期に感染し、一度感染すると除菌しない限り胃の中に棲みつづけます。
 
ピロリ菌に感染すると胃に炎症が起こり、感染範囲が「胃の出口」の方から「胃の入口」の方に広がって、慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)が進みます。この慢性胃炎が、やがて胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃がんなどを引き起こすおそれがあることが明らかになってきました。
 
【ピロリ菌除菌療法】
ピロリ菌の除菌には、胃酸の分泌を強く抑制するプロトンポンプ阻害薬(PPI)と2種類の抗生物質の合計3種類の内服薬が用いられます。この除菌薬を一週間内服することで、約80%の方は除菌に成功します。不成功の場合は、薬の種類を変えて2回目(二次除菌)の治療により約95%の方が除菌されると報告されています。
 
ピロリ菌の除菌療法は、胃カメラ検査(胃内視鏡検査)において胃潰瘍、十二指腸潰瘍や慢性胃炎を認めた場合において保険診療で行うことができます。そのため、胃カメラ検査なしでは保険診療でのピロリ菌検査及び治療はできません。
しかしながら胃カメラ検査はしたくないけれども、ピロリ菌の検査や治療を受けたいという多くの御要望があります。そこで、当院では保険適用とならない方を対象に自費診療によるピロリ菌検査・除菌を行っております。
 
 
 
血清抗体検査 3000円(+消費税)
尿素呼気試験 6000円(+消費税)
一次除菌 9000円(+消費税)
二次除菌 9000円(+消費税)
 
 
 

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広浜内科クリニック
院長 広浜 浩司